この話は、同人誌「バーニィの快漢な日々」より抜粋し、編集し直した物です。

 以下、同人誌に載せたあとがきをそのまま掲載します。

 タイトルは、「匠の魂」をもじった物ですが、これは前作「アッシュ君の憂鬱な日々」ないしサイトで発表した「匠の魂」に続く話、という意味もあります。オリジナルとなるクエストの「匠の魂」ではないので、始めて筆者の小説に触れる人には何の事か判らないと思いますが(汗)。
 ドノフが死に際にアッシュをプレイヤーキャラに託すシーンが「隠居ハンター」にありましたが、そこに行き着くまでの経緯と、修行シーンを書いてみたいな、という思いで生まれた話です。
 正直、修行シーンがメインなのでストーリー性がないのは自分でもよく判っています。それだけに話として面白いかどうか、と問われると返答に困ってしまいます。ですが、それでも書いてみたかった話でしたので、冷や汗かきながら堂々と(笑)発表してみました。
 どっちが主役か・・・と問われると、これも返答に困るかなぁ。どちらにせよ、アッシュの話でシリアスなのを書いたのは久しぶりだって事だけは確かで(笑/実際に「匠の魂」を書いたのは、随分前なんです。同人誌に収録した時点では、サイトからの転載でした)。
 とにかく描写ばかりの話でしたから、とにかく読みづらかったかもしれませんね。でも筆者、長い棒を実際に自分で持って振り回しながら書いたんですよ(笑)。その努力だけでも判って下さいませ。どうせなら「スターウォーズ」のあのおもちゃが手元にあればなぁ・・・。

 以下、後書きの追記ですが・・・主役、間違いなくドノフだよなこれ(笑)。読み返してそう思った。「格好いいドノフを書きたい」というのは、ずっと以前から思っていた事で、「30分で死ぬ発言」のお茶目さを覆してみたかったんですよね。この話では、こっそり「何故30分と言い切れるか」というあたりと、「死ぬ直前まで元気な理由」も、含んでみましたが・・・気付かれにくいな(笑)。
 あと、同人誌では「サイトの連載を知らない」事を前提に書かれていますので、ZER0の名前は出てきません。同人誌ではバーニィの台詞も「ゾークさん「とシノ」の最期を見届けた奴」ってなってました。本当なら、何故バーニィがZER0を推薦し、ドノフもそれを受けたのかってあたりも書きたかったのですが・・・それは本編に持ち越しですかね。
 あと、これは筆者だけのこだわりなのですが、この話はまったくシーンが動いていない、一つのシーンのみで構成された話です。それだけ動きが無く解説ばかりで、読者的にはどうなのかなぁというのは気になるところ。なんというか、筆者の満足度ばかりを優先して書いてていいのかなぁという気はするのですが、ま、それが二次創作だしぃとむ開き直ってます(笑)。

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