一応これでも、昔はジャーナリストの端くれでした。といってもゲームミュージックという極々限られた範囲で、ですけどね。それでも、一応ジャーナリストという肩書きを、恥ずかしげも無く掲げていた若い頃もあったので・・・ジャーナリズムというものには、思うところがあったりします。
 伝えるべき事,伝えるべきではない事,暴くべき事,暴くべきではない事・・・読者は何でもかんでも知りたがりますから、需要がある以上供給すべきだ、という意見もあります・・・それを「報道の自由」「知る権利」といった建前を振りかざして、結局のところ人の心を踏みにじってまでお金を儲ける。そんなジャーナリズムは正しいのだろうか? そして興味を持って知りたがるくせに、いざ倫理的な問題になれば哀れんでみせ、供給しながらも需要する方が悪いとバッシングする読者。情報化社会という中で、情報ばかりがあふれる現状は、正しいのだろうか?
 情報は必要です。情報は欲しいです。でも、その情報を得る手段と、情報の中身に対する吟味は、正しく行われているのだろうか? 本当のジャーナリズムは、この手段と吟味が一番大事だと、僕は思います。
 さて、そんな「ジャーナリスト」が登場する今回の話は、僕の考えが反映・・・されてません(笑)。というか、やっぱ大義名分振りかざした小説じゃ面白くないしねぇ。まぁ、ある程度影響はしてるかな? と思いますけどね。

 今回はノルが初登場しました。本来なら、ノルはこの話だけのNPCなのですが・・・なんか、「あの」ZER0といい感じになっちゃいましたねぇ・・・筆者もびっくり(笑)。というわけで、たぶん彼女はこの後も登場するでしょうね。どこで、どんな感じでの登場なのかは僕も予測できませんが・・・二人の仲は進展するのだろうか? 自分で書いているのに、自分も展開が読めないので楽しみです。・・・なんか変な感じですが(笑)。
 そして今回もう1つの特徴は、ZER0が主役の話だって事かな。前々回はBAZZが主役でしたけど、単独って感じではなかったからねぇ・・・まぁ彼の場合、DOMINOとセットでの話がこの後出るとは思いますが、不幸なのはMだよなぁ・・・自宅待機じゃ単独主役難しそう(笑)。
 で、そのZER0ですが・・・書いてて、こいつって実は書くの難しいなぁと実感しました。性格的な事とかも含めて、格好良く書くわけになは行かない、どこかで3枚目を演じないと行けないキャラなのに、どうしても2枚目っぽくなっちゃって、何度か書き直しました。逆に、おどける姿を書いたらおどけすぎちゃって、場が白けちゃったりして書き直したり・・・ホント難産でした。どれだけZER0の魅力(?)が書けたのか不安ですが、まぁそれなりに演出できたら・・・。あ、そうそう。もう1つこいつを書く上で注意したのが「シティーハンターの冴羽涼にならないように」っていうもの(笑)。3枚目でスケベで、ちょっとかっこいいところも見せて・・・って、もろ、だからねぇ(笑)。もっと情けない感を加えた感じ、かな? 目指すところは。

 さて、次回はいよいよ前後編のあるクエストの話へ・・・次は誰が主役かな?

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