玉兎

【解説】
 「ぎょくと」と読む。俗に言う「月の兎」の事で、玉兎は中国での美称。日本では餅をついているとされているが、中国の玉兎は餅ではなく「薬(玄霜仙薬)」をついている。月には五百尺(尺は時代により長さがまちまちだが、一尺を約3mとするなら1.5km)にも及ぶ桂の木(月桂樹)の葉や枝を杵と臼ですりつぶして薬にしていたという。またこの桂の木は斧で何度切ってもその傷は治ったと言われている。
 玉兎が登場する話はいくつかあるが、もっとも有名なのは「西遊記」に登場した玉兎(偽公主)であろう。その話を紹介するには、ここのスペースだと小さすぎるので割愛するが、この玉兎は杵(搗薬杵)を持って孫悟空と空中戦を行っており、敗れはしたがかなり善戦した。またどの話しに登場する玉兎も、総じて女性である。

【設定】
 解説をもうちょっと補足すると、玉兎は悟空と戦う際に正体を見せぬまま、化けていた王女の格好で戦っています。しかも全裸です(笑)。西遊記って、登場する女妖怪が総じて色っぽいんだよねぇ。しかもほとんどが三蔵に色仕掛けするしね。玉兎も例外ではなく、三蔵の貞操を奪おうとしたし。なんか一部だけ抜粋して書くと凄い話になるけど・・・玉兎が王女に化けている理由とか諸々、面白い話なので、是非原作を読んでみてください。
 で、今回の話ですが・・・まあ上記にある通り、玉兎って色っぽい妖怪(仙獣)なので、冒頭の「スポーツ新聞に載ってるような小説っぽい感じ」な文章をやってみようと(笑)。最初書いたときはねー、もっとこう・・・うん、色々あって書き直して落ち着いたバージョンですあれは(笑)。ただ正直、今回の話は「出オチ」って感じが否めない上に、そんなに面白いオチじゃないから・・・ま、自己満足の領域ですな(苦笑)。
 もっと言えばね・・・これをアップしたのは10月中旬。本当は9月下旬・・・ええ、十五夜に合わせてアップしたかったんだよぉorz
 ビジュアルイメージは・・・やはりバニーガールかなぁ(笑)耳とかが飾りじゃなくて本物なバニーガール。まぁ、伝承をそのまま引用するなら、まんま兎そのもので、そのままでもいいんですが・・・そこは筆者の趣味で(笑)。
 余談ですが、あの場には絶対に小豆洗いはいたね(笑)。ペッタンペッタンやってる角で、シャカシャカやってたに違いない。あんこサイコー。でも俺はからみ餅派(笑)。団子ならみたらしで。

目次へ