モー・ショボー

【解説】
 モンゴルのボリヤド(ブリヤート)民族の妖怪。名前は「悪しき鳥」という意味を持ち、本来の姿は鳥の姿。長い黒髪にちょっとくちばしのようにとがり気味の愛らしく赤い唇を持つ美しい娘に化け、旅人を誘惑し襲う。旅人は頭をくちばしで突き割られ、脳髄をすすられるとされた。
 愛を知らずに死んだ少女がモー・ショボーになるといわれている。

【設定】
 解説がやたら短いことから察して頂けると思うのですが、筆者この妖怪に関しては詳しくありません。正直に言えば「真・女神転生」シリーズでしか、モーショボーの名前を見かけたことはないです。
 では何故彼女の話を書いたかというと、何気なく読んでいた「真・女神転生デビルサマナー ワールドガイダンス」に載せられていた彼女の解説を読んで、更に何故か妙にメガテンマニアの間では(仲魔にならないのに)人気が高いことからネタが浮かんで・・・といった経緯からです。なんとまぁ、ロリコンが多い世の中だこと(笑)。
 愛を知らない少女なのに誘惑するという設定から、「援助交際」という言葉が導かれ、それをそのまま設定に盛り込みました。モーショボー自体に詳しくない割りに、話を書いてみてかなり気に入ってしまいました。
 ちなみに、主人公はモーショボーの悪行を止めませんでしたが、それは彼が現在世にはびこっている援助交際に対する大人の対応を代表して欲しかったから。ですが、今回の話とは別に、ちゃんと主人公がモーショボーに対して何らかの行動を起こす話も考えてはいます。それはちょっと長くなりそうなので、機会あれば是非書いてみたいです。

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