シルキー

【解説】
 「白い貴婦人(ホワイトレディ)」という呼び名で知られる家付き妖精。ブラウニーの一種とも言われているが、幽霊の一種だという説もある。呼び名の通り、目もくらむばかりのシルクをまとって人家の辺りをうろついている。その際、さわさわと絹のこすれる音がする。
 家事の手伝いをする妖精といわれているが、階段の下に物が散らかっていれば片づけ、逆にきちんとしていると辺りのものを散らかすというあまのじゃくな一面がある。
 また「滝の上に張り出した古木の交差した大きな枝」の事を「シルキーの椅子」と呼び、そこにシルキーが座っているとも言われている。その椅子に座るシルキーは、馬(馬車含む)に乗っている人を脅かしたり前に立ちはだかったりといったイタズラをするといわれている。
 シルキーが幽霊の一種だとする説には「シルキーが現れた家で隠された宝を発見すると、二度と姿を見せなくなる」という話がある為。つまりシルキーは隠された宝に関連した幽霊ではないか、というのだ。
 ゲームなどに登場するシルキーは、「白い貴婦人」という呼び名はあまり生かされていない。おそらく、真っ白な衣装というのはイラストにするには難しいからだと思われる。

【設定】
 解説にある話から「家の手伝いをする」「イタズラ好き」という設定をいただき、さらに「白い貴婦人」ならぬ「白いメイド」という妄想設定を追加しています(笑)。なので、彼女には真っ白なメイド服を着ているという設定があるのですが・・・イラストにするにはかなり難しそうだなぁ。
 このシルキーはかなりのお気に入りで、ある意味主人公以上に細かい設定を考えています。彼女は主人公達が住まう屋敷(洋館と日本家屋が繋がっているへんてこな屋敷)に取り憑いた妖精で、メイドのように家事全般を任されています。しかしイタズラ好きで、屋敷中に、さながら「ホームアローン」のように罠を張り巡らせていて、主人公が引っかかるのを日頃の楽しみにしています(笑)。料理は祖国イギリス北部地方の郷土料理を得意としている・・・という設定なんですが、どんな郷土料理があるのかまだ調べてません(汗)。とりあえず、紅茶とスコーンに関してはうるさい、という設定を強く押しています。
 ちなみに、今回の話・・・筆者の部屋の状況をそのまま模写しているという噂がちらほらありますが、あくまで噂です・・・たぶんね(汗)。

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