【解説】
 暗緑色の毛並みを持つ、スコットランド高地に伝わる妖精犬。クーシーとも呼ばれる(英語の綴り「Cu Sith」から考えると、発音的にはクーシーの方が正しいと思われます)。
 大きさは「満一歳の雄牛」とほぼ同じ。見た目は大きさと毛の色除けばシープドッグやグレートピレニーズのように、ふわふわもこもこした毛並みを持っている。尻尾は長く、背中にグルグルと丸まっている。足は人間と同じだけの幅があり、泥や雪の上で足跡をしっかり残すが、しかし音は立てない。威嚇するときは吠えずにかなり大きなうなり声を三度たてる。
 普段は妖精の番犬として、妖精の丘で妖精達の家に繋がれているとされているが、時折妖精の女性に連れられ散歩している姿が目撃されたり、一人だけで歩き回っている「はぐれカーシー」を見かけられたりもする。

【設定】
 これをアップしたのは2006年のお正月時期。つまり戌年に合わせてアップしました。最初はヘルハウンドの時にやった「きょうのわんこ」ネタをやろうかとも思ったのですが、同じネタを2度やるのもなんだしね。
 作中にある通り、躾などはシルキーが取り仕切っている設定にしました。これはカーシーがそもそも妖精の番犬であることから、主人公よりシルキーの方が適任だと思ったからです。問題は、シルキーの悪戯好きな性格から考えて、何かあると主人公に向けてカーシーをけしかけたりするんだろうなぁという事くらいか(笑)。虎やライオンにじゃれられるようなものだからなぁ・・・命がけだ。

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