セエレ

【解説】
 26の軍団を持つ「ソロモンの七十二柱の悪魔」の一人。ストラスと同じで地位は王子。東方の王で同じソロモンの悪魔でもあるアモンの配下でもある。
 「願いの貴公子」と呼ばれており、姿は黄色(トウモロコシ色という表記になっている)の長髪で、氷のように冷たい視線を持つ。グリフォンの羽根を持つ白馬(あるいは銀色の馬)にまたがり登場する。
 性格は(召還者に対しては)善良で誠実。どんな物でもたちどころに運び出す能力に長けており、召還者の願いはどんな物でも叶える。「幸運」すら運び込む事が出来るとも言われている。ただ当然、運ぶ物が結果として盗品になる事もあり得るので「善良」とはいえ堕天使にはかわりないと言える。

【設定】
 以前「オルトロス」の話を書いた時に、「オルトロスが一人で、どうやって牛を運びギリシャから日本にくるんだ?」というツッコミを頂きまして・・・そーいうのは考えないでいるのが正しい大人のたしなみ(笑)。とも言っていられないので、ツッコミに対する答えも含め、今後の世界設定の構築にも役立つしとセエレの話を考えました。
 一応王子ですが、性格はごく普通の青年。解説通りだとあまりにも(性格に)特徴がないので、本来召還者に対して謀る事などはしないセエレですが「堕天使らしい」茶目っ気(?)を盛り込んでみました。
 ちなみに作中にある「天馬便」は、彼が乗っている「グリフォンの羽根をはやした馬」にひっかけた名前。たぶんね、マークは天馬の背に荷物が乗ってるみたいな感じじゃないかな。筆者絵が描けないのでイメージを伝えづらい事この上ないんですが(汗)。

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