モスマン

【解説】
 1966〜7年頃に、アメリカのウエストバージニア州で目撃報告が多発したUMA(未確認生物)。体長は2m程で、全身が黒か茶色の毛むくじゃら。蛾のような大きな羽根を持っているが、走る(飛ぶ)時もその羽根を動かすことはなく、滑空するように走る。
 突然茂みから現れ、人々を驚かせる。驚いた人が車で逃げようとすると、その車を追いかけてくる。また別の説では真っ赤で大きな瞳に睨まれると射すくめられ動けなくなるとも言われている。
 モスマンの発見報告は、同時にUFOの目撃報告と兼ねていたり重なっていたりする事が多かった為、「エイリアン・アニマル」説が有力とされている。
 クチバシもあったという目撃報告もあり、地元では「バード」と呼ばれていたのだが、マスコミによって広まった名前が「モスマン」であったために、こちらの名前の方が一般的になっている。

【設定】
 リクエスト第二弾。おそらくリクエストされた方は、「真女神転生」シリーズに登場する、可愛らしいモスマンのイメージを持っているのでしょうが(むしろ日本ではこっちの方がメジャー?)、話はUMAとしてのモスマンに合わせてみました。
 脅かすだけのモンスターなのですが、「車を追いかける」という話から、俺はハイウェイスター(走り屋)の設定にしてみました。そして日米対決ですよ(笑)。最後に出てきた「ターボばあちゃん」とは、日本で噂された妖怪(?)で、四つんばいの姿で高速道路を疾走するおばあちゃんがいる、という奴。モスマンもターボばあちゃんも、近代になってから噂によって誕生したモンスターなので、ある意味夢の対決かなと。こりゃ豆腐屋でも勝てないぞ(笑)。
 余談ですが、2002年に制作された映画「プロフェシー」には、このモスマンが登場しています。といっても、姿は見せないんですけどね。筆者はこの映画見たこと無いのですが、見たことがある友人の話によると「リチャードギアがよくこんな映画に出たな」だそうです(笑)。内容は「Xファイルみたいな奴」だそうです。ネットで調べたところ、賛否両論みたい。後でレンタルでもしてみてみようかと思ってます・・・あるかなぁ(汗)。

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