八咫烏

【解説】
 ヤタガラス。八咫は本来「やあた」と読み、「咫(あた)」は長さの単位。一咫で掌と同じ長さ。八咫で「大きい」という意味になる(そもそも日本では「八百万の神」のように、「8」が「大きい」「多い」という意味で用いられることが多い)。
 神武天皇を始め、様々な人々を神々の元(紀伊半島の熊野)へと導くとされている。普通のカラスよりも大きいのが特徴でもあるが、足が三本あるのも特徴の一つ。アマテラス(天照)の遣いと言うことから、一説には身体は太陽のように光り輝いたともされている。またアマテラスが神宝「八咫鏡(やたのかがみ)」を持っていることから、「アマテラスのカラス」という意味で八咫烏と名付けられた(つまり、八咫は大きさではなくアマテラスの意味)という説もある。

 神々の元へと導く、という神話から、八咫烏は日本サッカー代表のエンブレムに用いられていることで有名。その為、今では八咫烏を祭る神社には熱狂的なサッカーファンが参拝に訪れている。熊野には実際に八咫烏のお守りがあり、神話以上に観光へ一役買っているとか。

【設定】
 八咫烏の話を書きたいと言うより、単純にサッカーに熱狂する住人達が書きたかっただけですね(笑)。なので八咫烏にこれといった設定はあまり考えてなかったり。道しるべ的な役割ばかりなので、活躍させるのが難しいなぁ・・・真女神転生などのゲームでは使える仲魔なんだけどなぁ(笑)

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